Michelle Branch /All You Wantedのメインリフを弾いてみよう!

Editor : Taiyo Hatta (paranoa)
今回はMichelle Branch の楽曲「All You Wanted」のメインリフを弾いてみたいと思います。
ミッシェルブランチはギタリストサンタナとのコラボレート曲「The Game of Love」でグラミー賞を獲得したりと今が旬のシンガーソングライターです。
東洋的なエキゾチック感を持った女性的な美しさもあり一時僕もよくリスニングしていました。
アヴリル・ラヴィーンやヴァネッサ・カールトン、
アシュリーシンプソンといった女性アーティストと共に注目を集めるミッシェルブランチ。その中でも特に僕が好きだったナンバー「All You Wanted」のメインリフの解説をしたいと思います。









切なげなギターのアルペジオが印象的ですし、サビはロックでカッコいいナンバーですよね。
話は左折しますがparanoaの結成を促した曲でもありました。

当時ユニットの相方、女性ヴォーカリストを探していたわけですが、メン募ではなかなか良い出会いに恵まれませんでした。
やはりギター一本でのアコースティックユニットという事でジャズ系、R&B、ソウル、アコースティック系のヴォーカルさんとのコンタクトが多かったんです。
最初にコンタクトを取り、お互いに合わせたい楽曲を一曲づつ提示し合い、スタジオで合わせてみる。
そんな感じの方法でコンタクトをとったヴォーカルさんと合わせていったわけですが。。
最初に提示してくる楽曲で大体の音楽性ややりたい音楽が分かるんですね。
そして合わせてみると歌声もやはり。といった感じでした。

僕は元々ずっとロックだったしバンドサウンドの中での音楽しか知らない人間だったので僕的に一緒にやりたいと思えるヴォーカルさんとはなかなか巡り会えず、この形態で自分に合うヴォーカルを見つけるのはかなり難しいのでは?
っというか、僕と合う声や音楽性ってこの形態をやる人たちの中にはあまりいないのでは?
と半ばあきらめていました。永く活動したいという思いもありこの人だ!っと決めきれなかったんですね。

そして最後にコンタクトをとったヴォーカルさん。
もし自分と音楽性や方向性が違うなと感じたらまたヴォーカルユニットとは違う方法を考えようと思っていました。
そしてお互いに合わせたい楽曲を連絡し合い。すると。。

「Michelle Branch のAll You Wantedがやりたい」という事でした。
僕的にかなりピン!ッと来たのを覚えてますね。
その後のメールのやり取りで元々バンドばかりやってきているヴォーカルさんでオリジナル楽曲が中心の活動をしてきているという話も聞き実際に合わせてみたら非常にやりやすく。。歌声も鍛錬した歌声ではなく素直な歌声で。
っという感じでした。
それが今のparanoaの相方なんですね。
っという事でMichelle Branch のAll You Wantedはなんだか懐かしい楽曲です。


こちらがタブ譜になります。
実際の楽曲はカポタストをはめて半音キーを上げてあげると実際のキーになります、キーはG♯、ですがミッシェルブランチが実際のライブやアコースティック形態での演奏時ではキーをGに下げたりしているのでどちらでもかまわないと思います。
この曲もビートルズのブラックバード同様、Gの特性を生かして3弦の解放弦をうまく活用したアルペジオリフですね。
一つ一つのブロックごとに聞かせたい音があり、印象的に響かせるためにアップピッキングで弾くようにしましょう。
動画、タブ譜と合わせてご確認ください。アルペジオでの演奏はピッキングの特性が出やすいのです。
アップピッキングする事によってダウンピッキングと違いピーキーでサスティンのかかったトーンになります。
ルートや低音弦側はダウンピッキング、高音弦や聞かせたい音はアップピッキングしてあげると単調になりがちなアルペジオにもメリハリがつきます。
音色はパッシブのハムバッカーで丸めの音色が合うと思います。
ピックアップはリア、又はフロントが良いと思います。
バンドで合わせるならリアにピックアップを合わせた方が良いかもしれませんね。

こちらが演奏動画になります。
タブ譜と合わせて確認してみてください。弾きやすいアルペジオリフだと思うので是非チャレンジしてみてくださいね!


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