Jet/ Are You Gonna Be My Girlのメインリフを弾いてみよう!

Editor : Taiyo Hatta (paranoa)

今回はデビューアルバム『ゲット・ボーン』で350万枚以上のセールスを記録し、ボーダフォンやiPodのCMでも使用されたおなじみの 楽曲JETの「Are You Gonna Be My Girl」のメインリフを弾いてみたいと思います。
日本でも人気は高くSuperflyとコラボしたりしていますね。
僕もこのアルバム『ゲット・ボーン』は所持しているんですがアルバム全てを聴いてビートルズやローリングストーンズの影響を強く受けている次世代のバンドなんだなと思いました。
演奏面はかなり荒削りな若々しい勢いがあり、ビートルズの影響を受けたであろう楽曲のポップさは聴きやすさ、親しみやすさがあります。
このAre You Gonna Be My Girlのメインリフは伝統的なロックンロール的な分かりやすいリフで非常にシンプル。
シンプル故にイイ出音で弾かないといまいちカッコつかないシンプル故の難しさがありました。
僕的に思ったポイントがあるのでいくつか解説したいと思います。






こちらがタブ譜になります。
僕が思ったポイントはかなりガツガツ弾いてほしいということです。
出音はアンプのゲインを上げてのナチュラルなオーバードライブだと思います。
エフェクトのかかってないナチュラルな歪みは良い音で鳴らすのに僕なりにいくつかポイントがあります。
まずピックはハードめのピックを使いましょう。
弱くアタックしたらクランチサウンドに、強くアタックしたらオーバードライブサウンドになるナチュラルな歪みは、弦の抵抗でしなる薄いピックだとアタックを稼げないためです。
それと気持ちの良い歪みを得るには強いアタッキングが必要なのでかなり強めにガツガツ弾いてしまって良いと思います。
弦が切れる勢いで。
ロックは弦が切れてなんぼ。。ぐらい思っておいた方が良いでしょう。


メインリフの一番肝になるチョーキングについてです。
チョーキングも色々なニュアンスがあり、ここでは半音チョーキングをしています。
半音とは短2度のことで半音上の音階までチョーキングで引っ張り上げる事を言います。
こういうジャンルですとこういったチョーキングがカッコ良く聴かせるポイントで、一番難しい部分だったりします。
この楽曲でのチョーキングは半音上まで上がりきるのにギリギリまで引っ張っています。
「キュイーン」とすぐ弾き上げるのではなく「キューイン」と溜めるというか、次の音に行く直前までトップに行き届かない粘っこい弾き上げ方なんですが。。
この辺りのニュアンスは口答だと伝えづらいので動画をチェックしてみてください。

最後にリズムについてですが「だっだっだー だっだっだだー」という「モータウン・ビート」なんですよねこの楽曲。
ハねたリズムなんですが「シャッフル」なんて言われたりもします。
普通のビートの場合、8分音符を1:1で分割しますね。
しかしスウィングする場合には2つめ、裏拍の音を後ろにずらして、およそ2:1で分けます。そのため3連符を使って表現されているわけです。
ですがこの楽曲を思いっきりハネさせてしまうとちょっとぎこちなくなります。
8ビートとシャッフルの間のような曖昧なリズムの楽曲何じゃないでしょうか。
この中間くらいの微妙な跳ね方はこのリズムの面白さでもあり難しさでもあるなと僕は思います。
っというわけで「タッカタッカタッカタッカ」と生真面目にリズムを取ろうとしないで曖昧に、っという表現が意外とカッコ良く演奏するコツかもしれません。
Jetの演奏動画をみたりしたんですがかなり適当でした笑
ロックンロールはそれがまた格好良さでもあるのであまり生真面目に弾かないでガツガツ、曖昧に弾く方が楽しくカッコいいなと思います。

こちらが演奏動画になります。


演奏してみた感想としてはちょっと思いっきりが足りなかったかな?
とロックの奥深さを改めて感じましたね。
ライブのテンションで弾くからこそカッコいいのかもしれませんね。
演奏自体は比較的初心者向けの楽曲のようなので初めてのロックなナンバーとしてもイイかもしれません。
是非チャレンジしてみてくださいね!

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